4児の母が作り上げたスタイル抜群のスリムボディ 「パニック障害」を経験して感じた「心と身体はつながっている」
自分が「どう在りたいか」を知る
症状は収まってきたものの、現在も疾患と向き合い続ける奥村さん。心や身体からのSOSを受け取ったら行く場所があるという。 「自然豊かで開放的な場所に友だちや子どもと出かけるようにしています。自分が心から『気持ちがいい』と思える環境に行くことで、精神面もとても安定するようになりました。心と身体はつながっているからこそ、感性を豊かにし健康美へと繋げていきたいんです。そうすれば自ずと身体は応えてくれます。歳を重ねるごとに美しくありつづけるために、です」 「また、『どれだけ自分に素直に生きられているか』ということをいつも意識しています。私は、『美しくありたい』という気持ちが昔からあって、疾患になったときにも、『このまま衰えたくない!』と向き合う覚悟を決められたので。自分がきれいになることでポジティブになり、それがまた身体にも好影響を及ぼしているんです」 他の人と話せないほどの状態を経験した奥村さんに、「健全な精神状態を保つコツ」を伺った。 「自分が『どう在りたいか』を知ることですかね。その姿を知ることで、次の行動が決まってくるかと思います。私の場合、周りの人からその刺激をもらうことが多く、大会に出られてる個性溢れる選手の方々からのご縁が、こんなにも私の美を大きく変えるのだと痛感しました。それが私の生きる力です。不思議なことに、若いころの私よりも、歳を重ねた今の私の方が身も心も若く思えるんです。自分の理想の姿、在り方を知ることで心や身体からのSOSに気づくことができ、健康的な日々を送れると思います」
取材:FITNESSLOVE編集部