首里城の扁額中塗り 黄色の漆
沖縄テレビ
首里城正殿に掲げられる扁額の製作が進められていて「題字」と呼ばれる文字の部分に黄色の漆塗りが施されました。 扁額の製作を担う漆芸工房の作業場では10日、題字の中塗りの工程が公開されました。首里城の修復事業に20年近く携わる漆職人の諸見由則さんが黒漆で下塗りされた題字に黄色の漆をのせました。 今回の製作にあたっては、尚家に残されていた古い資料に基づき、これまでの朱色ではなく黄色の漆で試作され、現在、本製作の工程が進められています。 ▽漆芸工房 諸見由則さん: 「特にこの色漆は仕上げが難しいですね。部屋の温度管理、特に室の温度管理しなければそこがかなり大変なところですね」 扁額は正殿2階にある国王の玉座・御差床に掲げられるもので、地板にも黄色の漆塗りが施された後、題字が取り付けられ上塗りなどの工程に進みます。
沖縄テレビ