【住之江ボート SGグランプリ】大中耕司の“超イイ値”は馬場貴也 捲土重来チャンスを託す
ボートレース住之江のSG「第39回グランプリ」は、いよいよファイナル進出をかけてのラスト勝負。日替わり担当制の「超イイ値」は昨年大会で担当してノーヒットだった大中記者が登場。一発逆転をお家芸とする馬場貴也に期待した。 “5→4→4→5→6→2”。この数字の推移は何を示すか。どこぞのBクラス常連のプロ野球チームの順位ではない。私が昨年のグランプリで当欄を担当した時の推し選手の着順だ。見事なまでに節間を通してノーヒットだった。あの記録的敗退によってかどうかは知らないが、再びデスクワークに配置転換。頂上決戦で大役に抜てきされながら、結果を出せなかった恥辱は今でも忘れていない。 臥薪嘗胆――。あれから1年が過ぎて、まさかの捲土重来チャンスをいただいた。今年は異例の「超イイ値」担当“日替わり”制で、ここしかチャンスはない。乾坤一擲の一発逆転勝負に出る。 一発逆転といえば、馬場のお家芸。SG5Vを決めた今夏のメモリアルが記憶に新しい。4日目の11Rでも、その片りんが垣間見えた。2コースから差しに狙ったが3コースの土屋に捲られ後退。それでも2Mまでに追い上げて、クルッと2位に浮上させたのだ。 「あれはツキですよ。展開が良かっただけ。悪くはないけど、調整のゾーンの端っこなので、まだズレていますね」 とはいえ、価値ある2着。トップを守ってみせた。 「今のところ、これ以上ない結果だと思います。流れもいいですね」 今日の3回戦の枠番は4号艇。コース不問の馬場にとってはカド戦に持ち込める絶好枠とも言えるか。悲願のグランプリ王へトップ独走でファイナル1号艇へと突き進む。 【大中の買い目】12R。本領の全速差し突破で魅せる。<4>から<1><5><3>へ。 ◇大中 耕司(おおなか・こうじ)京都市出身。昨年GP「超イイ値」惨敗後、大阪市内の今宮十日戎に参拝。大村BBCT舟券対決企画で10万円超の回収に成功した。