原英莉花が2オン狙い封印!? 「飛ばないから届かない」と3打目勝負でパー5のバーディー率は100%に
6バーディー、2ボギーの「68」でプレー
◆日米女子ツアー共催 TOTOジャパンクラシック 10月31日~11月3日 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県) 6616ヤード・パー72 【写真49枚】原英莉花、渋野日向子、小祝さくら、竹田麗央らが前夜祭でそろい踏み! 日米共催大会を彩る“ドレスアップ姿”を披露
日米女子ツアー共催の「TOTOジャパンクラシック」が31日に開幕。原英莉花が6バーディー、2ボギーの「68」でプレーし、4アンダー10位の好位置でスタートを切った。
1番パー5で残り85ヤードの3打目を55度のウェッジでピン横3メートルにつけてバーディー先行。以降の前半は、2番でボギー、4番でバーディー、8番パー3でボギーと一進一退。 折り返して後半に入ると13番パー5で、傾斜を読み切って5メートルのバーディーパットを決めた。16番パー5で残り85ヤードの3打目を55度のウェッジで50センチにつけ、17番で4メートルを沈め、最終18番でも68ヤードの3打目を、59度のウェッジで50センチにつけて3連続バーディーフィニッシュ。スタンドに集まったギャラリーを沸かせた。 4つのパー5すべてでバーディーを奪い、「パー5で獲れたのはよかった。いってはいけないところにも2回ぐらいいっちゃって、ちょっと難しいところもあったんですけど、まあ 初日にしてはいい出来だったかな」と安どした。 この日活躍した55度のウェッジは昨日、ロフトを調整し「1度いかないぐらい立たせた」。「飛ばないから届かない」と謙遜する“飛ばし屋”、今週はパー5でも無理に2オンを狙わず、「すごい自信はある距離」というグリーンエッジから50ヤードにレイアップするマネジメントがカギになりそうだ。 また、事前の練習ラウンドの時点ではショットで「自分の思った球が出ない」と吐露していた。もともとターゲットよりもやや左を向いてアドレスをとるフェードフィッターの原だが、体ごと左を向いていたというフェースの向きを「ボールの落ちる方向に設定するように」調整した。 「ティーショットに関しては少し修正できて、気持ち悪さもあるんですけど、思ったようなボールが打てるようになった」とアジャストした一方で、「ユーティリティーとウッドがちょっと左につかまり気味なので、そこはもうちょっと修正したい」と課題も残す。 米女子ツアーの出場権獲得を目指し、並行して予選会に参戦しており、前週はフロリダ州で行われた2次予選会を、12月の最終予選会進出圏内の18位で終えている。 ハードスケジュールをものともしない好発進。「今日と変わらず自分のベストなプレーをしていきたい。嫌な球を打っても、そこは(最終)目標に向かってという意識も込めて、切れずに前向きにプレーしたい」と、大きな目標に向かって前進する。
ゴルフのニュース編集部