新NISAの「成長投資枠」どうしてる?…ローリスク・ローリターンから、ハイリスク・ハイリターンまで、目的に合わせた活用術【FPが解説】
新NISAの成長投資枠の対象商品は、つみたて投資枠と比べると幅広く、ローリスク・ローリターンから、ハイリスク・ハイリターンまで、さまざまな商品があります。活用事例とともに具体的に見ていきましょう。日本株、米国株、J-REIT等、幅広く柔軟な投資が可能です。初心者にもわかりやすい「使いこなし術」を伝授します。※本連載は、ファイナンシャル・プランナーの神戸孝氏監修『ここで差がつく! 新NISA 徹底活用術』(インプレス)より一部を抜粋・再編集したものです。 年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
成長投資枠では、豊富なジャンルの投信を購入可能!
成長投資枠の投資信託にも対象要件があり、長期の資産形成に不向きと考えられる一部の投資信託は対象外です。 除外されるのは「信託期間20年未満の投資信託」「毎月分配型の投資信託」「デリバティブ取引を用いた一定の投資信託」の3つ。例えば、株価指数の短期の値動きを利用して利益を狙う「ブル型」「ベア型」の投資信託は「デリバティブ取引を用いた一定の投資信託」とみなされ、成長投資枠で購入できません。 とはいえ、成長投資枠の対象商品はつみたて投資枠と比べて幅広く、安定型のローリスク・ローリターンな国内債券型から、積極型のハイリスク・ハイリターンなテーマ型まで、さまざまな商品を購入できます。 成長投資枠は積極派が利用するイメージがありますが、実際のところは安定型の商品も多く、さまざまな用途に活用できます。 ◆「成長投資枠」の投資信託にも条件あり 長期の資産形成に向かない商品は対象から除外されている 成長投資枠の対象となる投資信託にも要件があり、長期の資産形成に不向きと考えられる投資信託は除外されます。具体的には、信託期間20年未満、毎月分配型、デリバティブ取引を用いたブル型・ベア型などの投資信託は対象外です。 ◆ざっくりどんな分類があるの? 成長投資枠では安定型のローリスクな商品も選べる 成長投資枠の対象商品は、下記の図表2のように安定・リスクあり・積極の3タイプに分類できます。成長投資枠は積極派が活用するイメージもありますが、つみたて投資枠の対象商品よりもローリスクな国内債券型投信なども選択できます。