【ドライブグルメ】東名高速道路・牧之原SA(下り)で、静岡の海と山の恵みをいただく
ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は東名高速道路の牧之原SA(下り)のグルメを紹介しよう。 【写真はこちら】 「焼津 堅魚屋 新丸正」の看板メニューとなる「まぐろ追い節香る塩そば」(1000円)。(全13枚)
牧之原大茶園のお茶と駿河湾のお魚が自慢!
東西に長い静岡県。その、ほぼ中央にあるのが牧之原市です。日本屈指のお茶の産地である牧之原大茶園を背に、東に駿河湾を望みます。市内にある吉田港は、県内有数のシラスの漁獲高を誇りますし、すぐ隣には、マグロやカツオで有名な焼津漁港があります。ですから、牧之原に来たら、お茶とお魚は見逃せないグルメと言えるでしょう。 それゆえ、牧之原SA(下り)には、そうしたお茶とお魚を使ったメニューが用意されています。今回は、いつもよりも多い3品を紹介しましょう。
爽やかな「茶そば」と「焼津めし」の組み合わせを楽しむ
フードコートにある「牧茶庵」での鉄板の人気メニューとなるのが「焼津めし ぶっかけ茶蕎麦」(1280円)です。抹茶を練り込んだ茶蕎麦にツユをかけて、ズズズッと豪快にいただけば、ほんのりと上品なお茶の香りが後味に残ります。大根おろしやナメコを加えて味に変化をつけたり、サックサクの天ぷらも添えられ、気が付けば、あっという間の完食です。 茶蕎麦と組み合わされるのは「焼津めし」。ご飯の上に、焼津で水揚げされたマグロの糸削りと地元の吉田港で水揚げされたシラスをたっぷりと乗せた一膳。カツオ節とはまた違ったマグロのコクのある味と、新鮮なシラスの組み合わせは、これだけでも試す価値あり!のおいしさです。牧之原らしい、山と海の恵みが同時に楽しめるグルメです。
まぐろチャーシューと糸削りが独特のコクを生む
続いては、同じくフードコートの「焼津 堅魚屋 新丸正(やいづ・かたうおや・しんまるしょう)」のラーメンです。こちらのお店は焼津鰹節の製造元「新丸正」とコラボしたラーメン店で、マグロやカツオを使った出汁に、御殿場天然醸造醤油の老舗「天野醤油」こだわりの醤油かえしを使っています。 今回紹介するのは、こちらの看板メニューである「まぐろ追い節香る塩そば」(1000円)。チャーシューには、第15回全国水産加工品総合品質審査会において「水産庁長官賞」を獲得した「まぐろチャーシュー」を使用。こんもりと載せてあるのが、マグロの糸削りです。 透きとおった塩ベースのスープは、意外にも甘め。さっぱりしつつもコクがあります。たっぷりのマグロの糸削りとスープを一緒にいただけば、滋味豊かなマグロのおいしさが口いっぱいに広がります。マグロのチャーシューはトロっとしていて、脂のおいしさが備わっています。ユニークかつ、しっかりとおいしいラーメンです。