カラオケ大会開催する、ささきいさおが伝授 低音ボイスで美しく歌うコツ
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」など数々のヒット曲で知られる歌手・ささきいさおの生誕75周年を記念したカラオケ大会が21日、東京・原宿ASTRO HALLで開催される。 ささきは1960年にロカビリー歌手としてメジャーデビュー。その後、声優やアニソン歌手としても活躍し、数々のアニメ作品や特撮ヒーロー作品の主題歌を担当するなど、“アニメソング界の大王”として愛されている。昨年にはデビュー55周年を迎えたが、今なお現役バリバリで同年3月に開催したライブでは全36曲を熱唱してみせた。
約1時間にわたるスペシャルステージも
歌手として50年以上のキャリアを誇るささきだが、自身の名前を冠したカラオケ大会を開催するのは今回が初となる。 イベントでは、ささき本人の前で予選を勝ち抜いた参加者たちが、アニソンやロカビリーなどささきのレパートリーをカラオケで披露。 また当日は、ささきによる約1時間にわたるスペシャルステージも催されて、ヒット曲の数々を歌い上げるという。 ささきは、人生初のカラオケ大会について、 「アニソンが好きで、お客様の前で一所懸命歌ってくれる方が、たくさんいらっしゃるといいですね。別に上手くなくても、元気に楽しんで歌ってくれればいいと思いますよ。それもアニソンの良さですから。ハッとするような表現の方がいればより良いですが」と話す。 自身もプライベートでカラオケを楽しむことがあるそうで、 「旅行にいったときなどに、酔っ払って行くことはあります。山荘の友人の家にカラオケ装置があるので、カラオケ大会をやることもあります。歌うのは、エルビス(・プレスリー)とかフランク永井さんの曲が多いですね。また、仕事でほかの歌手の方の歌など早急に覚えなければいけないときは、練習のために行くこともあります」
低音ボイスを美しく聴かせるコツ
ささきといえば、魅惑の低音ボイスで知られているが、歌唱する際に低音を美しく聴かせるコツを尋ねると、「普段から、例えば朝から低い声を出して、低音を出しやすくしておく。低音を出すときは、マイクに口を近づけるくらいかな……」と明かす。 最後に、「楽しくやりましょう。別に、私の歌が見本というわけでもないですから。アニソンだけでなく、色々な曲を楽しんでもらえればいいんじゃないですか」と優しい笑顔を浮かべながら出場者たちにエールを送った。