全国有数サーフィンスポットに津波避難タワー 500メートル間隔で新たに3基設置 三重・志摩市
高さ約11メートルの新しい津波避難タワー=志摩市内(三重テレビ放送)
全国有数のサーフィンスポットでもある三重県志摩市阿児町の国府地区に、南海トラフ地震に備えた津波避難タワーが完成し、2日に式典が開かれました。 橋爪市長は「地震発生時の逃げ遅れゼロの実現に向け、日頃からタワーを活用してほしい」と集まった近隣住民らに呼びかけました。 新しい津波避難タワーは高さ約11メートルで、地区内に500メートル間隔で3基設置され、合わせて約590人を収容できるほか、備蓄倉庫なども備わっています。 県内外からサーファーなどのレジャー客が訪れる国府白浜は、南海トラフ地震が発生した場合、わずか数分で津波が到達すると予想されています。 志摩市の津波避難タワーはこれで6基となり、2028年度末までにさらに4基を整備して津波対策を進める予定です。