天満天神繁昌亭の「落語家30周年ウィーク」は企画モノの初の試み/大阪
落語専門の定席(毎日公演している小屋)として人気の「天満天神繁昌亭(大阪市北区)」は2006年9月15日オープン以来、昼は週変わり、夜は日替わりでバラエティーに富んだ公演を行っている。昼席は落語8~9席、色物(マジックや漫才、太神楽など、落語以外の芸)1~2席の本格的な寄席公演だ。出演者は週ごとに替わり、若手からベテランまで、まさに多彩なメンバーによる番組をお届けしている。料金2000円で、夜席は独演会や一門会など、各落語家が主催する会を中心に繁昌亭独自の企画性に富んだオモシロ番組も多い。
そんな中、6月2日(月)から、珍しい番組がお目見えする。 「落語家30周年ウィーク」(6月2~8日)と題し、桂三風、笑福亭達瓶、笑福亭晃瓶、林家染二など、30周年を迎えたベテランの落語家10人が登場する。「企画モノは夜席が多いんですが、これは昼席で、繁昌亭主催です。普通は前座があるわけですけど、トップからトリまで同じキャリアの落語家がそろいます。これは初の試みなんですよ」(繁昌亭支配人)。 また、6月6日の夜には、「アフガンチャリティー寄席in天満天神繁昌亭」という、アフガンの子供を支援する寄席もある。昼席は午後1時~4時頃、夜席/午後6時半または7時から。 詳しい問い合わせは、天満天神繁昌亭(06・6352・4874)へ。 (文責 フリーライター・北代靖典)