世界初、色鮮やかな若冲の巻物が京都の「若冲激レア展」で公開されます。
展覧会にはこのほかに若冲が影響を受けた中国絵画や、彼が帰依した黄檗宗の僧侶による作品、若冲と同時期に京都で活躍した曾我蕭白や円山応挙の絵画も展示される。会場に並ぶ若冲の初期から晩年までの作品と、彼らの作品とを比べてみるのも面白い。それにしても私たちはまだまだ若冲を知らない。そんな気持ちにさせてくれる展覧会だ。
開館5周年記念 『京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初 公開されるってマジ?!』
〈福田美術館〉京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16。2024年10月12日~2025年1月19日。12月3日、12月30日~1月1日休。10時~17時(最終入館 16時30分)。※12月3日(火)に《鶏図押絵貼屏風》の右隻、左隻を入れ替え予定。入場料 1,500円。
text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano