【MLB】ジャイアンツがチャップマンと6年総額1億5100万ドルで契約延長 今季リーグ4位のWARを記録
日本時間9月5日、ジャイアンツは今季チームに加入した正三塁手マット・チャップマンと6年契約を結んだことを発表した。総額は1億5100万ドルであることが報じられており、チャップマンは契約ボーナスとして2025年に100万ドルを得るほか、6年間の年俸は毎年2500万ドルとなる。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、後払いやオプトアウトは含まれておらず、全球団に対するトレード拒否権が付与されているようだ。今季好成績を残している正三塁手をキープすべく、ジャイアンツが早期に手を打った形となった。 ジャイアンツのブレイク・スネルがノーヒッターを達成する 現在31歳のチャップマンはアスレチックスやブルージェイズで活躍し、オールスター・ゲーム選出1度、ゴールドグラブ賞4度、プラチナグラブ賞2度の実績を誇る名三塁手。昨季終了後にFAとなり、3年5400万ドル+オプション1年の契約をジャイアンツと結んだが、2025年と2026年は選手オプションとなっており、チャップマン側に残留するか否かの選択権がある契約だった。 今季のチャップマンはここまで136試合に出場し、打率.247、22本塁打、69打点、13盗塁、OPS.778を記録。目立った打撃成績を残しているわけではないが、自慢の三塁守備ではDRS+13、OAA+7と好成績をマークしており、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARは6.0で、大谷翔平(ドジャース)、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)に次ぐリーグ4位の数字となっている。チャップマンが再びFAになる前にジャイアンツが引き留めに動いたのもうなずける。 アスレチックスからブルージェイズを経てジャイアンツに移籍し、ベイエリアで再び輝きを放っているチャップマン。強打好守を武器に、37歳になる2030年までジャイアンツのホットコーナーを守り続けることになった。