浄土真宗本願寺派、新総長に池田師を再び選出 新しい「領解文」巡り3月に辞任も
浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市下京区)は20日、実務トップの総長に元総長の池田行信(ぎょうしん)師(71)を再び選んだ。就任は同日付。 同派は昨年、信仰上の要点を示す領解文(りょうげもん)の現代版「新しい『領解文』(浄土真宗のみ教え)」を発表。この解釈を巡る混乱を受けて池田師は今年3月に総長を辞任しており、異例の再任となる。池田師は「宗門内の相互理解が深まるよう、努めてまいります」と述べた。 池田師の自坊は栃木県那珂川町の慈願寺。宗会議員6期、総務を3回務めたほか、全日本仏教会理事長を務める。