【ジャパンC GⅠ血ェック】ドウデュース 成長力ある父ハーツクライ産駒
近10年の3着以内馬30頭中、父がサンデーサイレンス系が20頭、キングマンボ系が8頭で、ノーザンダンサー系の馬は全く馬券に絡んでいない。 S評価はドウデュース。ハーツクライ産駒は2017年シュヴァルグラン、19年スワーヴリチャードがV。ともに4歳時は3着だったが、父系の成長力で翌年戴冠を果たした。ドウデュースも超ハイレベルの昨年4着。2年目の今年はさらに期待できる。また14年2着のジャスタウェイを含め、いずれも米国牝系がスピード面をアシストしていると強調したい。 ドゥレッツァもチャンス十分だ。ドゥラメンテ産駒は昨年、リバティアイランド、スターズオンアースが2、3着と活躍。母方が豪州血統という点ではリバティと共通。ドゥレッツァは菊花賞馬だが、母系にデインヒルが入っており、本質的には中距離向きだ。 スターズオンアースも当然注目。ただし、日本の5歳牝馬のVはウオッカ、ブエナビスタ、アーモンドアイと超名牝ばかり。祖母がGⅠ6勝のスタセリタで、近親にオークス馬ソウルスターリングもいるが、1年たってさらに強くなっているかは疑問だ。 外国馬ではやはりディープインパクト産駒オーギュストロダンが魅力。ゴリアット、ファンタスティックムーンに加え、日本馬で有力視されるチェルヴィニアは、このレースで不振の父ノーザンダンサー系で評価を下げた。