台湾輸出、10月は8.4%増で予想下回る 中国経済低迷が圧迫
[台北 8日 ロイター] - 台湾財政部が8日発表した10月の輸出額は前年比8.4%増の413億ドルで、ロイター調査の予想の9%増を下回った。人工知能(AI)関連産業の活況で恩恵を受ける一方、最大の貿易相手である中国の景気低迷に圧迫された。 ただ、9月の4.5%増は上回り12カ月連続の増加となった。 財政部は第4・四半期について、主要国による利下げ、好調なAIアプリケーション需要、欧米市場での歳末商戦で好調に推移するとの見通しを示した。 11月の輸出は5─9%増の見込み。 10月の対米輸出は20.5%増の86億5000万ドル。9月は27.3%増だった。 対中輸出は9月の1.7%増からマイナスに転じ2.1%減だった。 電子部品輸出総額は6.1%増の166億ドル。半導体輸出は6.1%増だった。 10月の輸入は6.5%増の344億3000万ドル。エコノミスト予想は9.0%増だった。