京産大が連覇達成! 2区・小嶋郁依斗が区間新&5人抜き 2位関学大 オープン参加青学大が1着フィニッシュ/丹後大学駅伝
第86回関西学生駅伝(丹後大学駅伝)が11月16日、京都府の宮津市の宮津市民体育館をスタートし、京丹後市の京丹後はごろも陸上競技場をフィニッシュとする8区間74.4kmで行われ、京産大が3時間47分52秒で2年連続34回目の優勝を果たした。 丹後大学駅伝の総合成績をチェック! 京産大は1区でトップと35秒差の6位とやや出遅れてのスタートとなったが、2区(11.8km)で日本インカレ10000m日本人トップの小嶋郁依斗(4年)が快走。前を走るチームを次々とかわしていき、中間点付近ではトップの立命大も抜いて、5人抜きを達成した。その後も、リードを広げた小嶋は前回大会で自身が打ち立てた区間記録を11秒更新。立命大に50秒差をつけた。 続く3区で立命大に11秒差にまで詰め寄られたものの、4区で山口太誉(4年)が区間賞で再びリードを拡大。以降も安定した継走を見せ、最後はアンカーの桒田大樹(3年)が笑顔でフィニッシュテープを切り、2025年の出雲駅伝の出場権も手にした。 2分23秒差の2位には関学大。2区で山下慶馬(2年)が7位から4人抜きを果たすと、3区(5.6km)でも久山大祐(2年)が区間2位も、区間記録を43秒上回るタイムで力走。8区の嘉味本謙信(2年)が関大との競り合いを制すなど、区間賞なしながら2年生の活躍が光った。 1区の大森駿斗(4年)が区間賞を獲得した立命大が3位となり、全日本大学駅伝で関西勢2番手となる18位に入っていた大経大が4位。5区からの3区連続区間賞で2位に浮上していた関大は、8区でブレーキがあり5位に順位を落としてフィニッシュしている。 以下、同志社大、龍谷大、神戸大、近大、阪大と10位までに入った学校が次回大会のシード権を獲得。近大は3年ぶり、阪大は2年ぶりのシード権となった。 また、オープン参加で2年連続の出場となった青学大が京産大を上回る3時間46分30秒でトップフィニッシュ。1区の本間創(2年)、4区の中村海斗(2年)、5区の熊井渓人(2年)、6区の福冨翔(1年)が区間1位よりも速いタイムでタスキをつないだ。
月陸編集部