甲斐野央、山川穂高

　日本のプロ野球の「正月」でもあるキャンプが2月1日にスタートする。24年シーズン、12球団が新たな布陣で臨むが、昨年オフから、FA、トレード、現役ドラフト、戦力外からの移籍などで、新たなユニホームを身に付ける選手が、新天地でキャンプを迎える。 【動画】ドラフト全体ランキング・ベスト20を大発表！超一流が続々ランクイン！ 　今年パ・リーグに移籍などで加入した選手をまとめてみた。（支配下のみ、★はキャンプ1軍もしくはA組スタート） ＜オリックス＞ 鈴木 博志投手（26＝磐田東出身）＝中日から現役ドラフト ★吉田 輝星投手（23＝金足農出身）＝日本ハムからトレード ★西川 龍馬外野手（29＝敦賀気比出身）＝広島からFA ＜ロッテ＞ 愛斗外野手（26＝花咲徳栄出身）＝西武から現役ドラフト （※キャンプ振り分け未発表） ＜ソフトバンク＞ ★長谷川 威展投手（24＝花咲徳栄出身）＝日本ハムから現役ドラフト ★山川 穂高内野手（32＝中部商出身）＝西武からFA ＜楽天＞ ★桜井 周斗投手（24＝日大三出身）＝DeNAから現役ドラフト ＜西武＞ 中村 祐太投手（28＝関東一出身）＝広島から現役ドラフト ★甲斐野 央投手（27＝東洋大姫路出身）＝ソフトバンクからFA人的補償 ★炭谷 銀仁朗捕手（36＝平安出身）＝楽天戦力外 ★元山 飛優内野手（25＝佐久長聖出身）＝ヤクルトからトレード ＜日本ハム＞ ★山﨑 福也投手（31＝日大三出身）＝オリックスからFA ★黒木 優太投手（29＝橘学苑出身）＝オリックスからトレード 水谷 瞬外野手（22＝石見智翠館出身）＝ソフトバンクから現役ドラフト 　FAでソフトバンクに移籍した山川と、その人的補償で西武に移籍した甲斐野。この2人が新天地でどのような活躍を見せるのか。2人の対決が訪れるのか。今年のパ・リーグでも注目のカードになるかもしれない。 　FAでオリックスに移籍の西川と、日本ハムに移籍の山﨑がどこまでチームの戦力になれるのか。大きな期待を背負っているだけに本人たちのプレッシャーも相当なものだろう。 　2018年夏甲子園で準優勝した金足農（秋田）のエースだった吉田は、リーグ4連覇を目指すオリックスで花開くことができるか。キャンプ初日のブルペンから注目だ。 　新天地で大きく成長するかもしれないのが、ソフトバンクから現役ドラフトで日本ハムに加入する水谷。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ。俊足と秘めた長打力が開花できれば、万波のあとを追うように大ブレークするかもしれない。 　キャンプ初日から移籍組の動向から目が離せない。