広島、B2からの昇格チーム史上初の優勝 今季で引退の42歳“レジェンド”朝山正悟「夢のよう。広島は最高のチーム」
◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝 第3戦(28日、横浜アリーナ) 史上初の西地区対決となった決勝は、2戦先勝方式で1勝1敗の第3戦が行われ、広島が前回王者の琉球に65―50で勝ち、初優勝。ワイルドカードからの制覇は、A東京、宇都宮に続き3チーム目となった。また、B2から昇格したチームが制するのは史上初だった。 一方の琉球は、2018~19年のA東京以来、史上2チーム目の連覇を逃した。 BリーグCS決勝で第3戦の実施は2020~21年以来、2度目となる。 広島は第1クオーター(Q)からポイントガード・中村拓人が得点を重ね、リードを奪う。前半も6点リードで折り返し、第3Qも点差は変わらず。最終第4Qは、序盤にニック・メイヨの3ポイントで勢いをつけると、その後もチームでタフショットを沈め点差を広げた。レギュラーシーズンで全体4位の1試合平均82・6得点を誇る琉球を50点に封じ込んだ。 2015年からチームに在籍し、今季で現役引退する42歳・朝山正悟は「何も言うことないです。夢のようです。この景色を見せていただいた最高のチームメート、最高のライバルチームと戦えた瞬間、最高です。本当にありがとうございました」と感謝。B2時代や、B1昇格後も苦しんだ時期を知るだけに、優勝の喜びは格別。「今日来て下さってる方の中にも苦しい時期を支えて下さった方もたくさんいる。クラブに携わった全ての思いつながった。本当に感謝しかない。広島は本当に最高のチームです」と歓喜した。
報知新聞社