「競技選手が引退後はまさかの映画制作に」五輪スケーター・村主章枝 畑違いの転身先とラスベガスに暮らす今
── 映画制作の裏方に徹していますが、作品に出演したことはありますか? 村主さん:じつは先日、映画制作中に、モンスター役をやりました。予定していた俳優さんの都合で、急きょワンシーンだけ代役を務めることになったのですが、シチュエーションがあまりに過酷で、死ぬかと思うくらい大変でした(笑)。 でも、意外と楽しかったんです。スケーター時代から、キャラクターを演じるのが大好きで、モンスター役をやりたいとずっと考えていたので。今回は、たまたま急にモンスターを演じることになりましたが、また仕事として機会があればなぁと思います。モンスター役のオファー、募集中です(笑)。
PROFILE 村主章枝さん すぐり・ふみえ。幼少期をアラスカで過ごす。計五度に渡る全日本選手権優勝、冬季五輪2大会連続入賞、日本人初となるISUグランプリファイナル優勝、四大陸フィギュアスケート選手権三度の優勝。2014年に引退後、カナダで指導。2019年に映画制作会社を設立し、ラスベガスを拠点に映画プロデューサーとして活躍中。 取材・文/岡本聡子 写真提供/村主章枝、株式会社エアサイド
岡本聡子