『仮面ライダーガッチャード』を走り終えた本島純政が今思うこと「ワクワクと不安の両方がある」
ネガティブ解消法は、カメラに向かって自分の不安を話すこと
――ここから俳優・本島純政として新たなスタートが待っていますね。 これからいろんな役に挑戦していけることにワクワクしています。今すでに別の作品に入っているんですけど、その役が宝太郎とは真逆の性格なんですね。役づくりをしながら、また新しい自分の一面を見つけられると思うと楽しみでしょうがないです。 でもそういうワクワクが止まらない反面、不安もあります。いつか仕事が途切れちゃうんじゃないかなと思ったり。 ――意外とネガティブなところが。 僕、実はネガティブだし心配性なんですよ。干されたらどうしようとか、調子に乗って道を踏み外すことがあったらどうしようとか、そんなことまで考えています(笑)。 ――そういうネガティブ思考に取り憑かれたときはどうするんですか。 友達に電話します。相手にとっては大迷惑ですけど、夜中にいきなり電話して、1時間くらい話してスッキリするみたいなことはよくありますね。 ――それに応えてくれる友達がいるということがありがたいですよね。 本当にそうなんですよ! 僕は周りに恵まれているなって思います。ご飯に誘ってくれる人も多くて。聖ちゃんもそうですし、この間は脚本の内田(裕基)さんとご飯に行って。そこで自分が今悩んでいることをバーッと吐き出すと、わりとスッキリします。 ――吐き出せる場所があるって大事です。 吐き出すって大事だと思います。別に相手が人じゃなくてもいいんですよ。僕の場合、自撮りをして、今自分が何に不安を感じているのかをカメラに向かって話すということをやっています。そうすると不安に思っていたことがふっと消えたみたいに軽くなるんです。 そのときはどれだけ真剣な悩みだったとしても、後で見返すと「うわ、落ち込んでるな」とか「テンションがおかしいな」とか、ちょっと笑っちゃうんですよ。結局こうやって本気で悩んでいたこともいつか笑い飛ばせる日が来るんだなと思うと、悩むのも楽しいなって気持ちになります。 ――では最後に『純』という写真集のタイトルにちなんで、本島さんの純(ピュア)なところを聞かせてください。 ひとつのことにハマったら、もう周りが見えなくなるところは自分でもピュアだなと思います。撮影に入ったらお芝居のことしか考えられなくなるし、筋トレを始めたら週7でやるくらいずっと筋トレをしていますし。頑張りすぎて自分でも何やってるんだろうって思うこともあるけど、やれることは全部やり尽くしたいんですよね。 恋愛もそうで、好きになるとその子のことしか目に入らなくなる。ひとつギアが入ると他は何も考えられないところはピュアなんじゃないかなと思います(笑)。 取材・文:横川良明 撮影:友野雄 ヘアメイク:木内真奈美(Otie) スタイリスト:津野真吾(impiger) 衣装協力:ニット\9,900(AIVER)、パンツ\6,930(CASPER JOHN)/共にSian PR、靴 参考商品/arche <書籍情報> 本島純政ファースト写真集『純』 2024年11月8日(金) 発売 仕様:B5判・並製 4色96ページ+1色8ページ/計104ページ 撮影:増田彩来 <番組情報> ドラマ『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」 読売テレビ・毎週月曜深夜 2024年11月4日(月) スタート! 出演:本島純政 上村謙信 ほか