公選法改正、今国会の提出見送り 自公、衆院解散で時間切れ
自民、公明両党は、選挙ポスターの品位保持規定を新設する公選法改正案の今国会提出を見送る方針を固めた。自民幹部が8日、明らかにした。東京都知事選で掲示板に同一ポスターが多数張られるなどした問題を受け、野党と対応を協議していたが、衆院解散が9日に迫り、時間切れとなった。衆院選後に改めて議論する。 これまでの与野党協議で、自公と立民、日本維新の会、国民民主党の5党はポスターの品位保持と候補者氏名の記載を義務付ける案で合意した。共産党は表現の自由を侵害する恐れがあるとして難色を示していた。