残留ツバメ助けたい 寒さで衰弱の恐れ 羽咋・幸正さん方
羽咋市千路町の幸正雄二さん(74)の納屋で、今年生まれた2羽のツバメが巣に残ったままになっている。ツバメは秋に南下するが、機会を失ったとみられる。冬になれば餌不足や寒さで死ぬ可能性があり、幸正さんらは助ける方法がないか思案している。 【写真】南下できずに巣に残っているツバメ 幸正さんによると、納屋では毎年、ツバメが巣を作り、今年は18個の巣に約40羽が生まれた。例年なら10月にすべて飛び立つが、2羽は11月に入っても納屋に出入りしていたという。 幸正さんは地元に暮らす日中朱鷺(とき)保護協会名誉会長の村本義雄さん(99)に相談し、環境省に連絡したものの、手立てはないと言われた。現在、ツバメが凍えないようにヒーターで室内を温めており、「助ける手段はないか知恵を貸してほしい」と話した。