北朝鮮が軍事境界線北側の送電線を撤去…南北経済協力の象徴「開城工業団地」に韓国から電力供給するため設置
北朝鮮が、軍事境界線の北側で韓国側から電力を供給していた送電線を撤去していることが分かりました。 韓国軍によりますと北朝鮮軍は24日から、南北を結ぶ陸路「京義線」沿いに建てられた送電塔から、送電線を撤去する作業を行っているということです。 この送電線は南北経済協力の象徴とされた北朝鮮南部の「開城工業団地」に韓国から電力を供給するため設置されたもので、2020年に北朝鮮が共同連絡事務所を爆破して以降、電力供給は中断されていました。 北朝鮮は2024年、金正恩総書記が1月の演説で韓国を「敵国」だと宣言し統一を放棄する方針を示して以降、南北を結ぶ鉄道や道路を爆破するなど韓国との関係を絶つ動きを続けています。
フジテレビ,国際取材部