タックル問題で日大学長が会見(全文5)番組ごとに同じ社が違う絵取りたがる
部活動の責任者である学長がなぜ対応を指揮しなかったのか?
文藝春秋:先ほど来、責任者というふうにおっしゃっていたと思うんですが、一般的な理解としては責任者の立場にある方が、ガバナンスを発揮して対応を指示するというのが一般的な責任者の在り方だと思うんですが、それをしなかった理由はなぜなのか。 大塚:いや、そこをだから今、そこも含めて組織をもうちょっと見直さないといけないなという。今までやはり部活動という形で、部活の中の問題として捉えてきてるというところでありますので、今度も競技の進行中に起きたことだということで、グラウンド内ということがありますと、そのあとの言葉はいろいろございますけれども、なかなか介入するのは難しいことかなっていう感じはしておったというのが真実のところでございます。大変申し訳ないと思いますけど。 文藝春秋:関係として、内田氏に対して何か物申せないというような、そういった関係にあったわけではないということですか。 大塚:ないですね。私が長にいて統括している事務局のほうの長が彼でありますので、そういう意味ではないです。 文藝春秋:分かりました。最後に1点だけ。本件の対応について、田中理事長とはなんらかの相談、協議をしているでしょうか。 大塚:話はしております。で、今日の会見も報告して、何時からという形でここに臨んでいるというところです。 文藝春秋:理事長からどのような指示がありましたか。 大塚:いや、別にそういう指示はございません。話してくださいということで、そのまま話させていただいておるというのが今の現状でございます。 司会:はい、ありがとうございました。それでは次の方お願いします。
学長と内田前監督の間のギャップの方が大きいのでは?
AERA編集部:AERA編集部の【ニシオカ 01:31:22】と申します。これも関連なんですけど、5月6日に試合があって、そのあとに問題が大きくなって、【****01:31:30】報道されるようになったと思うんですけど、今日に至るまで内田前監督と何回会ってお話ししたのか、電話なんかも含めてどういう話をしていたのか、回数を含めて【******01:31:45】。 大塚:直接あいさつをした程度は、【この会館 01:31:54】の中でございますけれども、そうですね、何回と言われると急には思い出せないですね。 AERA編集部:数が多くなかったっていうことですか。 大塚:話すことはあったのは複数回ではありますけれども、そんなに毎日話しているということではない。朝はあいさつを交わすということはございますけど。 AERA編集部:この件について、先ほどから学長は自分が最高責任者だとおっしゃっていますけど、この件について事実関係をちゃんと聞いたのは、内田前監督に聞いたのは何回ですか。あいさつは抜きにして、電話も含めて。 大塚:こういうことがありましたという報告は2回ぐらいですかね。そのあと関西学院との、今こういう形で進めてさせていただいていますということで、報告があったというのはございます。 AERA編集部:一度は先日の会見のあとだったということなんですけど、もう一度は、もう1回っていうのはいつですか。内々での。 大塚:中旬ぐらいですかね、5月のね。中旬くらいだったと思います。 AERA編集部:そのときに特に。 大塚:いや、こういうのはネットで今、問題になっていましてというような話で報告を受けたという。 AERA編集部:そのときにはもうかなり問題になっていたと思うんですけど、そのときにいわゆる、叱責したりとか、それこそ先ほどの指導というのは、まったくされなかったんですか。 大塚:そういう意味では叱責とまではいかなかったと思いますね。ゲームのことですから、連盟とかそういう方面で決定してもらえるんでしょうというような話をしたと覚えております。 AERA編集部:そのあとに選手が会見をして、実際お聞きになったっていう話なんですけど、齟齬があった、ギャップがあったっていう話なんですけど、そのときに例えば試合前に坊主にさせられたですとか、日本代表に行くなって言われたという形を選手は証言されたんですけど、そのことについてなんか知っていました? 学長は。 大塚:存じておりません。 AERA編集部:となると。 大塚:ちょっとその問題はいろいろこれからの解決に向かって第三者委員会とか連盟との話をリンクしてくる恐れもありますので、あまり私のほうからコメントは差し控えたいと思っております。 AERA編集部:でもそのときに会見があって、たぶんいろいろ思われたことたくさんあると思うんですけど、知らない事実もたくさんあったと思うんですけど、こんな話聞いてないじゃないかって内田前監督には聞かなかったんですか。 大塚:それはしておりません。 AERA編集部:それはなぜですか。 大塚:ですから僕が申したとおり、試合の中でのことだし、そのことは解決するんでしょうっていう話で、私のほうが進めたんで切っちゃったのかもしれませんけども、そういう話し合いで済んでしまったということ。 AERA編集部:そのわりには先ほどから、監督と選手の間でギャップがあった、ギャップがあったって。 大塚:いや、それは会見の内容です。 AERA編集部:ギャップがあったのは学長と内田前監督の間のほうが大きいんじゃないですか。【*******01:35:09】知らされてないという【****01:35:09】。 大塚:そういう事実関係のギャップですか。 AERA編集部:認識も含めて。 大塚:そういうギャップというのはどういう形なのかちょっとまだ私も理解しておりません。もうそのことに関してはあまり私が口出しするものじゃないと、ゲームの最中のことだというので、そういう意味では私のほうから切っちゃった面もあろうかと思います。 AERA編集部:大学としては学生を守らないといけないと思うんですけど、ここで私が入って、最高責任者が入って学生を守らないといけないって思って、内田監督から事実関係を聞き取ろうということは思わなかったということですか。会見のあとでも。 大塚:会見のあとでもというか、もうそういう流れになってしまったので、私としてはここで中途半端に入ってしまっては逆に混乱させるかなという、そんな認識を持ってしまったということがあります。 AERA編集部:学長、理事ですけど、同じ理事の間でも、第三者委員会はもちろんあると思うんですけど、個人的な関係がある人なのにそういうことが言えないんですか。 大塚:申し訳ございません。もうちょっと言ったほうがいいんじゃないかとかっていうのは、僕はやっぱりグラウンド内のことだっていうのを大前提に、僕のほうも判断していたというのは一番の、そういう意味ではミスなのかなという。グラウンド内のことですから連盟なりお互いなり、普通、解決するんですよね。ですから、スポーツで、そう言っちゃ失礼なんで相手に対して申し訳ないんですけども、うちが相当ひどいんだということは画像からは認識しています。ちょっと遅れているねって、ぐらいのことですね。で、それ以上、それは部と部でやっているということをそのあと伺いましたので、そちらに一任しちゃったというのは私の不徳の致すところだと思っております。 AERA編集部:すみません、じゃあ最後に1つ、すみません。株式会社日本大学事業部っていう組織があるかと思うんですけど、株式会社日本大学事業部っていう組織があるんだけど、ここで内田前監督が取締役をやっているというのはご存じ。 大塚:私もやっています。 AERA編集部:ですよね、学長も。ではご存じ。 大塚:はい。 AERA編集部:報酬は幾らぐらいなんですか。 大塚:報酬ですか。100万ぐらいですかね。 AERA編集部:分かりました。ありがとうございました。 司会:ありがとうございました。会見始まりましてから1時間半【***01:37:58】ております。 大塚:いや、なんか、今まででないような、学生に対するということであれば、なんかあれですけど。 司会:冒頭に私のほうから申し上げさせていただきましたように、教学の長としての学長の会見ということで、ご質問のほうを、それに沿ったようなご質問を頂戴できればありがたいと思います。それでは次の方、どうぞ。 【連載】反則タックル問題、日大学長が会見(全文6)へ続く