「鎌倉~東京」の通勤を「グリーン車」で済ませる場合、年間の「通勤費用」はどれだけかかる?
普通列車グリーン車の注意事項
新幹線のグリーン車が指定席になっているのに対し、普通列車のグリーン車は全席自由席であるため、座席確保の確約はされません。もし、グリーン車が満席のため普通車両に移動せざる得ない場合は、グリーンアテンダントに申し出ることで「不使用証」を受け取れます。この証明書を駅の窓口に持って行けば、グリーン券の払い戻しが可能なようです。
普通列車グリーン車の料金
快適な通勤を実現するのに最適だと考えられる普通列車グリーン車ですが、乗車には「グリーン券」の購入が必要になるため、普通車両に乗車するよりも料金が高くなります。なお、グリーン券を購入するためのグリーン料金は、利用距離(営業キロ)と、購入方法により変動しますが、金額は利用日に関わらず通年同額です。 グリーン券は、モバイルSuicaやカードタイプのSuicaなどに、グリーン券情報を記録して購入すると割引価格で購入できるようです。その場合、利用距離(営業キロ)が50キロまでは750円、100キロまでが1000円です。鎌倉~東京間は50キロを超えるため、グリーン券の購入には往復2000円が必要になると考えられます。 そのため、月20日の出勤に普通グリーン車を利用する場合には、毎月4万円必要になります。1年間、毎日普通列車グリーン車を利用するのであれば、年間で48万円必要になるということです。
快適な通勤時間で得られるメリット
鎌倉~東京間の移動には、約1時間かかります。この時間を、満員電車の中ずっと立ちっぱなしでいるのは辛く感じる人も多いと考えられます。また、満員電車では転倒しないように立っているだけで精一杯で、スマートフォンを見ることすら難しい可能性もあるでしょう。 通勤時間に朝食を食べられるようになれば、健康面にもメリットがあると考えられます。また、新聞やスマートフォンでニュースをチェックできれば、ビジネスに活用できる可能性もあります。そしてなにより、快適に移動できることで通勤ストレスが軽減できる可能性があるのは、大きなメリットだと考えられます。
朝のストレスから開放され有意義な時間を過ごしましょう
朝の通勤ラッシュのストレスから開放され、広々とした座席でゆったり過ごせば、1時間の通勤時間を有意義に使える可能性があります。金銭的に難しい方は「1週間のうち1日だけ」「疲れが出やすい月末だけ」という利用から試してみるのもよいでしょう。 出典 JR東日本 普通列車グリーン車 JR東日本 【普通列車グリーン車】社内販売のご案内 JR東日本 料金 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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