高木豊×里崎智也 解説者対談 コロナ禍の中で進む特別なシーズン。ペナントレースの決着は!?
コロナ禍の影響で開幕が3カ月遅れ、120試合に短縮された今季のペナントレースも、間もなく残り30試合。特別なシーズンに何か異変はあったのか。そして、佳境に入った優勝争い行方は――。人気ユーチューバーとしても活躍中の野球解説者、高木豊氏と里崎智也氏がソーシャルディスタンスを守りつつ、1時間を超える激論を展開した! ――9月27日終了時点で、どのチームも残り30試合近くです。ここまでのパ・リーグの戦いをどう見ていますか。 高木 ソフトバンクは先週、お得意様のオリックスにまさかの白星なしに終わり、ロッテとの首位攻防戦では1勝2敗の負け越し。それでもここまでのトータルで見たら順当な結果じゃないかな。デスパイネ、グラシアルが戻ってからどう戦うかが焦点だったけど、3位以内を保ちつつ、今は首位の座を守っているわけだから。 里崎 何とか踏ん張っているかな、といったところですよね。最初はキューバ勢がいなかったわけですし、期待されたバレンティンも不調で二軍落ち……。投手陣でも、先発ローテでフル回転している投手は1人もいません。救援のモイネロと森唯斗の安定感に救われている感じで。 高木 ロッテは意外……と言ったら失礼だけど(笑)、健闘しているよね。FAで美馬学が加入したことが大きいし、9月に巨人からトレードで加入した澤村拓一もキーマンになっていくのかな。今後はこの2強のマッチレースになりそう。サトは古巣のロッテをどう見ている? 里崎 今季のパ・リーグは同一カード6連戦が2周りあり、その恩恵を最も受けたのがロッテです。現在、オリックスを相手に「13」もの貯金を作っていて、実際の貯金が「10」ですから。初対決で6連勝できたことは本当に大きかったです。逆に・・・
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週刊ベースボール