【伊原春樹コラム】メジャーで『ゴールデン・アットバット』を導入!? 野球の行き過ぎたエンターテインメント化は避けるべき
メジャー・リーグのマンフレッドコミッショナー[写真=Getty Images]
【伊原春樹の野球の真髄】 目を疑うような記事だった。メジャー・リーグのロブ・マンフレッドコミッショナーが任意の打者を打順に関係なく好きな場面で打席に立たせることのできる「ゴールデン・アットバット」の導入に言及したという。「1試合で1度」「7回以降」など、いろいろ制限があるとのことだったが、もしこれが採用されれば野球のルールは大きく変わってしまうことになる。 案の定、批判が殺到。メジャー通算354勝のロジャー・クレメンス(元レッドソックスほか)は「無死満塁でオオタニ(大谷翔平)と対戦し、三振を奪ったと思ったら、このルールのせいでまた次もオオタニと対戦しなければならないのか?」と反対意見を述べたというが、まさにそのとおりだ。投手がピンチで強打者を抑えても・・・
本文:1,114文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール