極力避けたいポストシーズン前のケガ ソフトバンク9回にもヒヤリとするプレー【#好球筆打】
◆ソフトバンク8―6オリックス(1日、みずほペイペイドーム) 【記者コラム/好球筆打】 ■ひやり…中村晃の9回のプレー【写真】 和田の状態が心配だ。4番手で登板した6回。先頭の森を一ゴロに仕留め、一塁ベースカバーへ入った際に左足付け根付近を痛めて緊急降板。試合後、小久保監督は「登録抹消はせずに様子を見ようかなと思ってます」と説明していたが、その表情はどこか曇っているようにも感じた。 今後病院に行く予定はないそうだが、とにかく大事に至ってないことを祈るばかりだ。現状、松本裕、藤井を故障で欠くブルペン陣は手薄。そんな中、43歳の大ベテランながら中継ぎの適性を投球で示し続けていただけに、ここで戦列を離れられるのはチームにとっても大きな痛手となる。 やはり、優勝を決めたこの時期に何より怖いのはけがだ。シーズン中のけがも痛いは痛いが、ポストシーズンを前にしての負傷離脱だけは何としても避けたい。度合いによっては戦列に戻れない可能性もある。 そう思いながら見ていると、ヒヤリとするプレーが試合終了間際に起こった。9回。三遊間への難しいゴロを処理した三塁手の栗原が1回転して投じた一塁送球が高く浮いた。中村晃が目いっぱいにジャンプしグラブに収めてアウトとしたが、着地時に両足を一塁ベースでひねっていた。 全力プレーの中の負傷は致し方ない面も当然あるが、可能な限り避けたいところ。大事に至らず、本当によかった。(石田泰隆) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社