DISH//、メンバー全員主人公タイプで大ゲンカもある⁉︎ TVアニメ『逃げ上手の若君』OP曲で手にした「逃げてもいい」価値観がバンドをアップデート
TVアニメ『逃げ上手の若君』(毎週土曜深夜11:30-0:00ほか、TOKYO MX・BS11ほか/Prime Videoにて最速見放題配信中)のオープニングを飾っているのがDISH//の新曲『プランA』だ。和を感じさせるメロディーや楽器、作品のメッセージと共鳴する言葉で紡がれたこの曲は、どのようにして生まれたのか、DISH//の4人に話を聞いた。 【画像】メジャーデビュー11年のDISH//
アニメ主題歌の制作は大きなチャレンジ
――『逃げ上手の若君』のオープニングテーマ曲『プランA』は、どのように作っていったんですか? 北村匠海(以下、北村) 主題歌のお話をいただいてから、まず(橘)柊生と(泉)大智が作曲の基盤を作ってくれたんです。 橘柊生(以下、橘) サビのメロディーは匠海が考えて、他の部分は大智とふたりで作りました。作品を読んだ上で、「こんな感じがいいんじゃない?」って案を出しながら作っていったら、あっという間に土台ができましたね。 北村 そこから景色が見えてきて、僕が詞を書いていきました。 ――曲作りの最初の段階から、和楽器を入れるイメージがあったんですか? 橘 ありました。バンドの僕ら4人とサポートメンバー以外の楽器の音を入れたくて、大智と笑いながら、「ここいいじゃん!」みたいな感じで作っていきましたね。 ――アニメの主題歌作りは、通常の楽曲作りとは違う難しさはありましたか? 北村 ドラマやCMに曲を書き下ろすことはやってきたんですけど、今までのアニメとのタイアップは提供していただく曲だったんですね。メジャーデビューシングルも『NARUTO-ナルト- 疾風伝』とのタイアップだったし、作詞作曲ができない時代からアニメと関わらせてもらって、DISH//としての転機になってきた中で、今回の曲作りは僕らにとっても大きな挑戦になると思っていたんです。 でも実際の曲作りでは、『逃げ上手の若君』チームと僕らのイメージの差異がなくて、やり取りがすごくスムーズでした。
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