「ばかげてる!」シェフラーがPGAツアーのプレーオフシーズンに苦言! 年間王者を決める"一発大逆転のシステム"に反発【2025年PGAツアー日程掲載】
PGAツアーが25年シーズンのスケジュールを発表。今年採用されたシグネチャーイベント8試合を含む新競技モデルで、全39試合が開催される。 シェフラーのドライバーショット【連続写真】
フェデックスカップのレギュラーシーズンは1月の「ザ・セントリー」で始まり、4つのメジャー、8つのシグネチャーイベントを含む36試合で構成され、その後、8月にプレーオフ3試合を開催。 最終戦のツアー選手権で年間王者が決定する。26年の出場権を競うフェデックスカップフォールの日程は、後日発表される。 PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏は、「シグネチャーイベントで強豪が直接対決する姿をファンの皆様に提供する機会が増えました。再編スケジュールが1年目を迎え、フィールド全体が大幅に強化されたと思っています」と胸を張ったが、選手からはこんな声も。 松山英樹が優勝したプレーオフシリーズ初戦「セントジュード選手権」の前に行われた会見で世界ランク1位のスコッティ・シェフラーは、ツアー選手権の成績がそのまま年間王者を決めるポイントレースに直結する現在のシステムを“ばかげている"と批判した。 「シーズンを通してのナンバー1を決定すると言いながら、たった1つの試合で決着がつくなんてありえません。仮に僕が1位で最終戦を迎えても、プレーヤーズ選手権のときのように首痛が悪化して棄権したとすれば、フェデックスカップ30位でシーズンを終了することになる。これは公平なレースではない」というのだ。 最終戦には順位に応じてスコアのアドバンテージ(1位は10アンダーからスタート)が与えられるが、昨年彼はそれを生かせず、ビクトール・ホブランに逆転される形で年間王者の座を奪われた。 見応えあるツアー実現のためのエキサイティングなプレーオフ。 だが今季6勝の金メダリストによる「ばかげている」発言には、最終戦の成績がどうあれ、自分がナンバー1だという強い思いが込められている。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年9月10日号「バック9」より