竜虎譲らず12回引き分けも…9回の追いつかれた阪神の守備に笘篠氏「サードの佐藤くんは確認してないんですよ」とチクリ
◆ 「見えてないんです」 中日対阪神は延長12回、5-5で規定により引き分けとなった。 中日のウンベルト・メヒア、阪神の村上頌樹の両先発が試合を作れず、5回を終わって3-3と互角の勝負を演じたが、6回に阪神が中野拓夢と佐藤輝明のタイムリーで2点を勝ち越し試合の主導権を握る。そのまま9回までゲームは進み、阪神は抑えの岩崎優を投入し逃げ切りを図ったが、細川成也と石川昂弥の連打から、ブライト健太の四球で2死満塁のピンチを迎える。ここで代打の福永裕基がショートの深いところへ打球を飛ばすと、木浪聖也は飛び込んで好捕。しかしサードの佐藤輝に送球した間に三塁走者・細川に続き、石川の代走の二塁走者・尾田剛樹にも同点の生還を許し土壇場で同点に追いつかれた。 17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では9回の阪神の守備に着目。まず解説として出演した笘篠賢治氏は「尾田くんの足は速い。これは言えることなんですけど」と前置きしながら「サードの佐藤くんは確認してないんですよ。(ボールを)捕って、サードにタッチしに行こうとしてますから、見えてないんです」とランナーの動きを認識していないことが生還を許した原因の一つと指摘した。 もう一人の解説者の江本孟紀氏は「今年はこういうケースがこうだったらっていうのが多いですよね。去年だったらこれがうまくいったのにとかね。それが何度かありますね」と今回もそれに当てはまるとし「ちょっと去年と違う状況なんでね、今年は苦しいですね」と結んだ。 首位まで4ゲーム差の岡田阪神。去年の勢いを取り戻さないと、連覇の夢は厳しそうだ。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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