JR九州の日韓航路撤退、国土交通相「運航再開に向けて安全確保に努めていると聞いていたので残念」
JR九州が博多港(福岡市)と韓国・釜山港を結ぶ日韓航路の高速船事業から撤退を表明したことについて、中野国土交通相は24日の閣議後の記者会見で、「運航再開に向けて安全確保に努めていると聞いていたので残念」と述べた。 【写真】日韓航路撤退を発表するJR九州の古宮社長
中野氏は「運航の安全に関わる重大な問題が続けて発生したのは誠に遺憾」とする一方、「1991年の航路開設以来、日韓の旅客輸送に選択肢を提供する観点で一定の役割を果たした」と評価した。事業廃止の影響については、「他の旅客船や航空便の手段もあり、日韓交流に大きな影響が生じるとは考えていない」との認識を示した。