今さら?今こそ? Facebook活用のお勧めケースを事例とともに紹介!
当連載では、企業・団体のSNS担当者のみなさんにお役立ていただけそうな良質なSNS活用事例をピックアップし、「どこがすぐれているのか」「なぜ話題になったのか」などをやさしく解説していきます。企業・団体のSNS投稿やSNS施策のなかでも、比較的最近の事例や再現性のある事例を取り上げ、みなさんのSNSアカウント運用の参考にしていただけるような記事を目指しますので、よろしければどうぞお付き合いください。
Facebookはオワコンか
読者のみなさんは、「Facebook」にどんな印象を持っていますか?「Facebookはオワコン」「日本ではFacebook離れが進んでいる」そんな説も流れていますし、Facebook運用を止めてしまった/止めるか検討中の企業・団体もあることでしょう。 今回はFacebookをうまく活用している事例を紹介しながら、「Facebookってどうなの?今後も使うべき?」について深掘りしていきます。
Facebookの現状を正しく知る
まずは、Facebookの現状を正しく理解しておきましょう。 ■ 日本国内のMAU:2,600万人前後 Facebookの国内MAU(Monthly Active User:月間アクティブユーザー数)は、2019年3月時点で2,600万以上と推計されています。Instagramの国内MAUが6,600万(2023年11月時点)、Xが6,650万(2023年12月時点)と推計されていますので、比較すると見劣りする数字に見えますが、Facebookは「実名で1人1アカウントのみ利用」しているユーザーが多いので、匿名で複数アカウントを作れる他SNSと単純比較はできないでしょう。
ちなみに、過去3年間における国内でのGoogle検索回数を比較すると、ほぼ全期間においてFacebookがInstagramを上回っています。Instagramが「サービス名」だけを表すのに対し、Facebookは「サービス名」「社名」両方を指す点は考慮すべきですが、注目度はさほど落ちていないといえるかもしれません(なお2021年10月にFacebookはMetaに社名変更しました。ちなみに日本法人は現在も「Facebook Japan」です)。