ヤクルト・塩見泰隆、半月板手術から復帰へ前進「ここ1、2カ月はめちゃくちゃ順調」
〝完全体〟で復活する。5月11日の巨人戦(神宮)で左膝前十字靱帯(じんたい)と半月板を損傷し、手術を受けたヤクルト・塩見泰隆外野手(31)が16日までに来季への決意を明かした。すでに埼玉・戸田球場で8―9割の力でのダッシュを実施。キャッチボールや室内での打撃練習も再開しており、一歩ずつ前進している。 【写真】塩見とハイタッチしようとして空振りする高津監督 「全部が高いレベルこなせる選手がいい選手だと思っている。常に目指している選手像。僕のあるべき姿だと思っているし、復帰したときにそういう選手になりたい」 1軍で奮闘する仲間たちの戦いは直視できなかった。「目を背けちゃう自分が弱いなと思った」と結果だけを確認。地道なリハビリに「くじけそうになることばかり。苦しかった」と本音を吐露したが「ここ1、2カ月はめちゃくちゃ順調」と状態は上向いている。 順調なら来年の開幕前には実戦復帰できる見通し。「また同じ轍を踏まないように。一年間戦える状態にしたい。勝負できていないので土俵に立ちたい。原点回帰ですね」と胸に刻み、焦らずに進む。(赤尾裕希)