J1名古屋、”因縁”の広島と対戦 大会での成績、近年の移籍…OB・田中隼磨さん「激しい試合が2試合見られる」【ルヴァン杯・準々決勝】
Jリーグのルヴァン・カップ準々決勝の組み合わせ抽選会が2日、東京都内で行われ、3年ぶり優勝を狙う名古屋グランパスは、2年ぶり優勝を目指す広島との対戦することが決まった。ホームアンドアウェーで、第1戦が9月4日に豊田ス、第2戦が同月8日にEピース。また、決勝は、11月2日に国立競技場で開催すると発表された。 不思議な巡り合わせというほかない。グランパスは広島と昨季まで2年連続でルヴァン杯1次リーグで対戦。2022年は連敗し、広島は初優勝した一方で、昨季は逆に連取し広島は敗退。グランパスは準決勝で敗れたものの、4強入りした。今季は5月6日にJリーグで対戦。グランパスは敵地で広島を3―2で破っている。 ここ数年の移籍が絡んで、両チームの因縁には拍車がかかった。昨夏、グランパスは広島で「10番」だったMF森島を獲得。それまでにもDF野上、MF稲垣と、広島の主力が加入している。 広島のアンバサダーを務める森崎浩司さんは「森島選手が嫌な選手。彼がグランパスの中心だと思うし、彼が攻撃をしっかりと操ってくる」と警戒。「サポーターからしても因縁ではないが、白熱した戦いに間違いなくなる」とスタンドを巻き込んだ熱戦を予想した。 グランパスOBとして出席した田中隼磨さんも「ピッチの上では互いにタフでクリーンなチーム。激しい試合が2試合見られるっていうのは、私自身すごく楽しみ」と笑みを見せた。3年ぶり戴冠へ、昨季を再現し、激闘を制する。
中日スポーツ