松木玖生パリ選外…FC東京は3選手以上の選出を容認していた 小原光城GMが経緯を説明 前日、山本NDの説明が波紋
3日のパリ五輪代表メンバー発表を受けてFC東京の小原光城GM(47)が4日、小平グラウンドで取材に応じ、経緯を説明した。東京からはGK野沢大志ブランドン(21)と、MF荒木遼太郎(22)が選出された一方で、MF松木玖生(21)が驚きの選外となった。メンバー発表会見の席で、山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「(松木には)移籍の可能性があるなかで、確実に五輪期間に我々が招集できる確約が取れなかった」と説明し、波紋を広げた。 この発表2日前の1日、クラブは日本サッカー協会と協議。そこで原則1クラブ2選手までの派遣となっていたが、3選手以上の選出を打診されたという。クラブ内でも検討を重ね、「熟考した上で容認した」と協力姿勢を見せていた。その上で協会の判断を仰いだ。 今回の登録メンバーの入れ替えはけが人と体調不良者が出た場合のみ。そうした背景もあって、最終的に協会側は離脱するリスクを回避するに至ったようだ。だが、小原GMは松木の移籍に関して「現時点でお話できるようなことはない」と言う。松木本人はこの日、「気持ちはリーグ戦に切り替えている」と話すに留めた。
中日スポーツ