太平洋側は空気乾燥と寒さ続く 19日は都心で最高気温がひと桁 日本海側は積雪急増
冬本番の寒さが年末にかけても続きます。19日(木)は東京都心でも最高気温はひと桁の予想で、真冬のような寒さ。空気の乾いた状態が続くため、火の元やインフルエンザなどの感染症に注意。19日(木)と23日(月)頃は、日本海側を中心に積雪が急増するおそれがあります。交通への影響や雪崩などに注意が必要。
19日(木) 東京都心や大阪で最高気温がひと桁 真冬のような寒さ
23日(月)にかけても、太平洋側では晴れる日が多く、冬本番の寒さが続きます。 特に、19日(木)は真冬のような寒さで、東京都心や大阪の最高気温は9度と、ひと桁の予想です。日差しがあっても、北よりの風が強めに吹いて、数字よりも寒く感じられるでしょう。マフラーや手袋、カイロなどを使って、最大限の寒さ対策を行ってください。 空気がカラカラに乾いた状態も続きます。 今日16日(月)も、午後4時までの最小湿度が北海道釧路地方の弟子屈町や山梨県韮崎市で24%など、20%台まで下がっている所があります。東京都心は35%まで下がり、10日連続で「乾燥注意報」が発表されています。 太平洋側では21日(土)に冷たい雨の降る所がありますが一時的で、空気の乾燥を和らげるほどの雨ではなさそうです。火の取り扱いだけでなく、インフルエンザや風邪などの感染症にも、ご注意ください。
日本海側は積雪量が増加 太平洋側でも雪が降る所も
この先一週間も、日本海側では雪の降る日が多く、降雪が強まるタイミングが2回あります。18日(水)~19日(木)と22日(日)~23日(月)です。 日本海では風と風のぶつかり合って、「日本海寒気団収束帯(JPCZ)※」が発生しやすくなります。発達した雪雲が次々に流れ込んで、北陸や東海の標高の高い所を中心に降雪が強まるでしょう。積雪の量が急増する所がありますので、交通への影響や雪崩、屋根からの落雪などにご注意ください。 また、西回りで強い寒気が流れ込むため、四国など西日本の太平洋側でも雪雲のかかる所があるでしょう。雪に慣れていない地域でも、雪が降ることになります。車は冬仕様のことはもちろんのこと、時間に余裕を持って行動しましょう。 ※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。