火災保険の「破損・汚損」補償は必要? 補償内容や、保険金が下りるケース・下りないケースを紹介
まとめ
破損・汚損補償は、自然災害による損害よりイメージがしにくいため、加入していることを忘れていることが多い補償です。建物や家財が、不注意などで壊れてしまったとき、実は破損・汚損補償が使えるのに、保険金を申請しなかった…という話もよくあります。 また、付けるかどうかの自由度が高い補償なので、これから火災保険に入るという人は、必要の度合いによって検討するのがおすすめです。 保険金の受け取り事例を見てもわかるように、特に子どもが原因の事故が多いため、小さなお子さんがいる世帯では補償があると安心感はあるでしょう。また、日当たりのよい窓ガラスが多い戸建て住宅で窓ガラスの保証期間が切れていれば、熱割れ対策として検討するのもいいのではないでしょうか。 ですがやはり、原則的に保険というのは「頻度は低いが、発生すると損害が大きいリスク」に備える商品です。破損・汚損の損害は、そこまで額が膨らまないケースが多いので、火災保険の各種補償中でも優先度は低いものとなります。
平野雅章