トランプ、オバマ氏ら歴代米大統領が同席 米首都でカーター氏国葬
米首都のワシントン大聖堂で9日、昨年末に100歳で死去したジミー・カーター元米大統領(第39代、1977~81年在任)の国葬が営まれた。現職のバイデン大統領、20日に就任するトランプ次期大統領ら、歴代5人の大統領が参列した。 【写真】2025年1月9日、ワシントン大聖堂でのカーター元大統領の国葬に参列し、談笑するトランプ次期大統領(中央)と、オバマ元大統領(左)=ロイター バイデン氏は弔辞で、50年来の親交があったカーター氏の人格を称賛。大統領を1期で退任したあと、ノーベル平和賞を受賞した活躍などを念頭に「一民間人として変革をもたらし、退任した大統領としての模範を確立した」などと述べた。 国葬には、カーター氏と同じ民主党からオバマ、ビル・クリントン両元大統領、共和党からブッシュ元大統領(子)が参列。昨年の大統領選でトランプ氏に敗れたハリス副大統領、2016年に敗北したヒラリー・クリントン元国務長官も同席した。トランプ氏が、疎遠だった元副大統領ペンス氏と握手をしたり、オバマ氏と談笑したりする場面が米メディアでは話題になった。
朝日新聞社