治水対策に駿府城公園の外堀の活用を検討 川に流れ込む雨水の量を減らせるか…静岡市も「既存施設の活用は有効な対策」
巴川流域の水害が相次ぐ中、静岡市は巴川の治水対策として大雨の際に駿府城公園の外堀を雨水の貯留施設として活用できるか検討する考えを示しました。 静岡市葵区の駿府城公園の北側や西側に位置する約900mの外堀。 斉藤力公 記者: 静岡市が検討するのは、この外堀に雨水を貯めて巴川に流れ込む水の量を減らそうという取り組みです 巴川流域では50年前の七夕豪雨をはじめ、大雨のたびに浸水や冠水の被害に見舞われています。 この巴川に流れ込む雨水の量を減らすため、巴川につながる駿府城公園の外堀を貯留施設として活用します。 この治水対策は11月28日の静岡市議会で自民党市議団の丹沢卓久 議員が提案し、「約30億円で整備した貯留施設と同等以上の機能を発揮できる」と説明しました。 静岡市は「新たな貯留施設の整備には膨大な費用がかかることから、既存施設の活用は有効な対策」などと述べ検討していく考えを示しました。
テレビ静岡