1点を追う広島は6回、先頭の菊池がレフト線二塁打で出塁。丸が三遊間を破るヒットで続き無死一、三塁。 ここでルナがレフト前へ同点タイムリー。一気に逆転まで持っていきたかったが、「新井コール」に乗せられ打席に向かった新井はライトフライ。一塁走者のルナが飛び出していたのを平田が見逃さずにランニングスロー。4つ目の併殺となった。二死二塁とチャンスは残ったが、鈴木誠也はバットを折ってショートライナーに終わり同点止まり。 　 　ゲームを振り出しに戻してもらった黒田は、6回、亀澤を一塁ゴロに打ち取ったが、新井とのカバーの連携が合わずに内野安打。無死一塁で、平田に甘いスライダーを左中間にまで運ばれ、これがタイムリー二塁打となって勝ち越しを許す。さらに無死三塁で、広島は前進守備をとったが、ビシエドにはツーシームで詰まらせながらもセンター前へゴロで運ばれてスコアは1－3に広がった。黒田は7回二死から巡ってきた打席に代打の會澤を送られて91球で敗戦投手の責任を負ったまま降板。王手をかけていた注目の日米通算200勝は、次戦へと持ち越しになった。 　3番手の今村は、8回一死からビシエドに18号ソロを右超えに許して追加点を奪われると、そのまま反撃はままならず1－4でゲームセット。黒田に今季4敗目がつき6勝4敗となった。