<春に挑む>選手紹介/12 国学院久我山・鈴木航生/二松学舎大付・岩崎遥斗 /東京
◇打撃向上へ反復練習 国学院久我山 鈴木航生(こうせい)(2年) 昨秋の都大会からベンチ入りし、同大会では三塁コーチャーとして走者に指示を出す役目を果たした。 決勝で2点を追う最終回、1死満塁の場面では「走者は全員俊足。打順は、頼れる上田太陽(2年)。いける」と気持ちが高ぶった。優勝が決まった時はつらかった夏合宿を思い出し、斎藤誠賢(同)と「頑張って良かった」と抱き合った。 長打力が持ち味。この冬は、バッティングのタイミングの取り方に注力した。チームメートに助言を求めながら、さまざまなコースを打っては分析し、フォームを修正するという反復練習を重ねた。 体を動かすことが好き。練習が休みの日は出かけたり、友達と公園でサッカーをしたりしている。【小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)188センチ、76キロ(3)海老名シニア(神奈川)(4)守備では最少失点で抑え、打ち切って勝つ ……………………………………………………………………………………………………… ◇チャンスで一打狙う 二松学舎大付 岩崎遥斗(はると)(2年) 昨夏の甲子園、京都国際との3回戦で最終回に代打で出場したが三振に終わり、最後の打者となった。「この悔しい思いを春にぶつけたい」と、センバツでの活躍を誓う。 捕手として守備の要を担う一方、「持ち味はバッティング」と自己分析する。この冬はさらにチャンスで一打を狙えるよう、1日1000本以上のティーバッティングをこなしてきた。 中学の時、夏の甲子園に出た二松学舎の試合をテレビで観戦し、チームの雰囲気の良さと打撃力にひかれた。以来、この高校でやってみたいと考え、同校に進学した。 次兄も元高校球児。栃木の佐野日大高で3年生の時にベンチ入りし、センバツ出場を果たしている。【加藤昌平】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)183センチ、83キロ(3)東京神宮シニア(4)チームの「縁の下の力持ち」として、全員の士気を高めたい 〔多摩版〕