若年層開拓へポイ活アプリ子会社化 エア・ウォーター
エア・ウォーター(AW)は、若年層や女性層の利用が多いポイ活アプリを運営するPTXの株式76.8%を6月28日付で取得し子会社化した。これにより、産業ガスや食品、農産品などの既存事業への若年層のデジタルマーケティングを強化し、若年層への企業や商品、ブランドイメージの向上を図る。 PTXはスキマ時間などでポイントを取得する活動のアプリ「Powl」を運営し、現在の会員数は500万人だが、年40~50%の成長を続けており、27年には1000万人を超える計画。会員の年齢構成比は10~30歳代が8割で、男女比は女性が7割強であることから、AWが既存事業で「接点があまりなく今後開拓したい層」(同社)を有している。 PTXのグループ入りでAWの認知度向上、新卒採用活動などに生かすとともに、消費者の声をもとにした商品開発強化や販売促進を図る。 また、AWは7月1日付でAI・DX推進室を新設。デジタル人材育成も強化する。