【特集】「ここが最高の舞台」母校の誇りかけ繋ぐバトンに熱視線 関西学生陸上競技対校選手権
■関西インカレリレー種目 女子4×100m予選 予選から甲南大が大会新記録
2週にわたり、番組は関西学生陸上競技対校選手権大会に密着。関西インカレで、もっとも盛り上がる種目といえば、リレー。母校の誇りをかけ、バトンを繋ぐ選手たちの様子にスタンドが熱く燃え上がりました。 女子4×100mリレーで、ひときわ輝きを放ったのは甲南大学。昨年の関西インカレでの優勝を皮切りに、日本インカレ、日本選手権リレーと、続けざまにビッグタイトルを獲得し、その勢いはとどまることを知りません。 そんな中迎えた、ことしの関西インカレ。予選で、昨年の優勝メンバーである、藏重みう選手、岡根和奏選手、奥野由萌選手に加わったのは、昨年は怪我でメンバーから外れていた青山華依選手でした。 怪我を感じさせぬダイナミックな走りで一走を担った青山選手からバトンが繋がれたレースは、アンカーを担った岡根選手の力強い快走で、予選から大会新記録という快挙を達成。ことしも健在していた甲南大学の強さに、決勝への期待が高まりました。
■「チームの強さを実感」 女子4×100m決勝 勢い高まる甲南大のチーム力
青山選手に代わり、決勝でリレーに加わったのは、ルーキーの税田ジェニファー璃美選手。ジュニア200mアジアチャンピオンの実力を持つ新星の登場に、注目が集まりました。 レーススタート時点から、他の大学とは一線を画す強さを見せつけ、先頭をマークした甲南大学。タイムは44秒72と、大会記録にはわずか0.2秒届きませんでしたが、記念すべき2連覇を達成した甲南大学。それぞれの思いを、これからの目標に託しました。 (藏重)「44秒70台がコンスタントに出せるということで、チームとしての強さを改めて確認できたレースでした。やはり、学生新記録、チームベスト更新を目標に頑張っていきたいなと思っています」 (岡根)「二走から三走のバトンは昨年失敗したこともあって、不安もあったんですけど、しっかり一発で渡すことができてよかったです」 (奥野)「わたしは予選と走順が変わらなかったんですけど、バトンをもらう人と渡す人が替わったので…。(本番では)しっかり走ることができてよかったです」 (税田)「あこがれだった先輩方とバトンを繋げるという嬉しさもあったんですけど、先輩方がしっかり一番で繋いできてくださったので、自信をもって走れました」