「マイコプラズマ肺炎」と「マイコプラズマ感染症」は別物? 症状と予防策は? 小児科医の見解
登園や登校はどう判断?
――学校への出席はどうすればいいでしょうか? マイコプラズマ肺炎は学校保健安全法で第三種の感染症に分類されています。明確な出席停止期間は定められていませんが、症状が改善し、主治医や学校医が「感染の恐れがない」と判断すれば登校可能です。ただし、咳が長引いている場合には、感染リスクを考慮して無理な登校は避けるべきです。 ――咳が残っている場合の対応は? 咳が長引くことが多いですが、必ずしも感染力が残っているわけではありません。登校前に学校と連絡を取り、登校のタイミングや注意点を確認しましょう。登校後も、しばらくはマスクを着用し、咳エチケットを徹底することが推奨されます。体育や部活動などの激しい運動は、完全に回復するまで控えることが望ましいです。 お子さんの体調をよく観察し、医師に相談しながら、徐々に学校生活に戻ることが理想的です。
吉澤恵里