総務相「選挙運動に品位を」 都知事選を巡り苦言
松本剛明総務相は5日の記者会見で、東京都知事選で同一のポスターが大量に張られたり、一部候補の政見放送に奇抜な内容が含まれたりしていることを受け「従来の考え方から全く懸け離れた事態が起きている」と苦言を呈した。選挙運動には良識が必要で、品位を損ねてはならないとも強調した。 一連の問題を巡り「立候補者の政見の情報提供が阻害され、有権者が本来必要としている情報にたどり着けない恐れがあるとの指摘がある」とも述べた。与野党から対応を求める声が相次いでいることに関し「危機感を持って意見が示されている」とし、今後の議論を注視する考えを示した。