全国高校サッカー選手権で初出場ベスト8を果たした名古屋高校 "ロングスロー"月岡選手を支えたのは母が作る"豚肉のしょうが焼き"
名古屋市東区の名古屋高校。愛知県有数の進学校ですが、今月まで行われた全国高校サッカー選手権で、初出場ながらベスト8まで進出。大学受験を目前に控える部員たちが奮闘しました。そんな彼らを支えたのは、お母さんの弁当。3年間、ずっと作り続けました。
"ロングスロー"月岡選手の勝負メシは母親の"豚肉のしょうが焼き"
3年生の月岡陸斗さんも、お母さんの弁当に支えられた一人です。彼のロングスローは"ムーンショット"と呼ばれ、名古屋高校サッカー部の武器! 全国大会でもチームに3得点をもたらしました。そんな陸斗さんが、お母さんの弁当で大好きなメニューは、豚肉のしょうが焼き。勝負メシになっているそうです。 月岡陸斗さん: 「これが一番。勝つには必要不可欠です」 ケガなどの防止に、鶏肉や豚肉中心のメニューを試行錯誤した陸斗さんの母・吉美さん。試合前にしょうが焼きを食べだしたら勝つことが多くなったといいます。 陸斗さんの母・吉美さん:「勝負メシになったのは夏休み明けくらい。試合前に何がいいと聞いたらしょうが焼きが良いと言ったので、愛情たっぷり」
月岡家の長男として生まれた陸斗さんは、お父さん・お母さん・弟の4人家族。幼稚園でサッカーを始めましたが。小学校に入ってから高校に入るまでお父さんが単身赴任となり、サッカーの送迎など2人の子育てをお母さんが一人で頑張ってきました。そんなお母さんに応えるように、陸斗さんもサッカーと勉強ともに頑張ったそうです。 陸斗さんの母・吉美さん: 「勉強もですし、練習がない日も走りに行ったり休む時間がないんだろうなと。テスト中でも練習あるし。休みなよというんですが絶対休まないので。悩み事も言わないし、周りのお母さんや先生から聞いたりとか」 陸斗さんは現在高校3年生。朝5時起きで続けた朝食と弁当作りも、もうすぐ卒業です。 陸斗さんの母・吉美さん: 「寂しい気もします。あっという間だったなと、頑張って良かったなと思います。本人が一番頑張ったと思いますが」