「それが たべたかったのです、の顔」柴犬の幸せそうな表情にほっこり、食べたかったのは?
「それが たべたかったのです、の顔」 そんなひと言とともに投稿された、好物を前に微笑む柴犬さんの写真が「X」で注目を集めました。ほのぼのと幸せそうな様子に、見ているこちらも笑顔になってしまいますね。 【写真】「ぱくっ」食べたかったのは、デンタルケアのおやつです 写真を投稿したのは「T.Katsumi」(@ChinaObachan517)さん(以下、飼い主さん)のアカウントで、ワンちゃんのお名まえは「さとう こじろう」くんといい、フォロワーさんたちからは「ワン氏」という可愛らしい呼び名で声がけされている柴犬の男の子です。現在9歳になるこじろうくんはその小さなお耳や蒸したてのあんまんの匂いにうっとりする表情など、これまでもたびたびSNSで人気を集めてきました。 「ワン氏、お口からおつゆが~」 「優しい世界」 「何かがワン氏の上に オヤツでしょうか」 「貰えたかな?貰えたかな?」 いくつものコメントが寄せられたこの投稿、こじろうくんはいったい何が食べたかったのでしょうか?飼い主さんにくわしい話をお聞きしました。
好物の呼び名は…「ギャムギャム」!?
――何かが、上の方にちらっ、と写っているような…? はい、写真上部にうつっているものが「食べたかったもの」です。 ――これは別の日に「ピントも表情もユルい」というひと言とともに投稿されていたお写真で「ぱくっ」と食べていたものと同じですか? 同じものです。あれは、苦節数年…ようやく出会えた、こじろうの口にもお腹にも合う歯垢除去おやつです。 ――デンタルケアのおやつでしたか。 こじろうは基本マイペースでぽややんとしているのですが、繊細なところもありまして…、歯磨きのストレスで吐いてしまったりするし、5歳を過ぎた頃からは歯磨きガムの類でお腹を壊すようにもなっていたので、ここ数年デンタルケアのことで地味に困っていました。 数週間ほど前、比較的柔らかめでほろほろっといい感じで砕けてくれそうな歯垢除去スティックを見つけたので恐る恐る試してみたら、これが素晴らしくこじろうにフィットしたのです。こじろうにも私にも嬉しい出会いでした。 ――そうだったのですね。 「ギャムギャム」と名付けたこのおやつは、朝晩食後のお楽しみです。お皿が空になったことを確認して「じゃあギャムギャム食べようか」と声をかけると、こじろうは必ずくるりと一回転。そして、ほゎぁ…っとした表情でギャムギャムを見上げながらおすわりをします。 投稿した写真は、その瞬間の姿です。 ――「ギャムギャム」(笑)。それがこじろうくんの好物なのですね。 以前は気が乗らないとごはんを残したりしていたのですが、今は一旦食べるのをやめても「ごはんを全部食べない子にギャムギャムはあげられないなぁ」と言うと、頑張って完食するようになりました。 ――食べている時はどんなご様子ですか。 ギャムギャム中、こじろうはずっと下を向いていますし、顔を覗き込んだり写真を撮ったりすると気が散るだろうから放っておくことにしているので、どんな表情で食べているのかはわかりませんが、食べ終わるとそれはそれは残念そうにこちらを見上げてきます。でも、その手には乗りません(笑)。ギャムギャムは1回1本まで。おかわりはあげません。
季節が変わり、ゆったり「クン活」
好物の「ギャムギャム」を食べるために、頑張ってごはんも完食するこじろうくんはえらいですね。 また涼しくなってきた昨今、飼い主さんは「夏はさくさく歩いて用を足したらサッサと撤収したがる感じでしたが、季節が変わり、ゆったりクン活ができるようになってきました。休みの日は時間を気にせず、こじろうの気の向くままにお散歩を楽しませてあげようと思っています」と愛犬との近況を話してくれました。ぜひ秋の日のお散歩をのんびり楽しんでくださいね。 (まいどなニュース特約・山本 明)
まいどなニュース