魚の骨など廃棄物を液体肥料に!平戸市が「日本初のCO2削減事業」栽培野菜のブランド化も目指す《長崎》
NIB長崎国際テレビ
地球温暖化対策として、日本で初めての取り組みです。 「ゼロカーボンシティ」を宣言している平戸市は、生ごみを液体の肥料に変える取り組みを進めています。
(黒田 平戸市長) 「2050年までに、Co2実質排出ゼロを目指して取り組んでいる」 二酸化炭素の排出量を実質ゼロとすることを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を2020年に行った平戸市。 おととしから民間企業と共同で取り組んでいるのが、市内の加工場で排出された魚の骨などを特殊な機械で液体肥料に変え野菜栽培に活用する事業です。
実証実験では、地元の高校生や生産者も協力し、魚のごみを焼却せずに活用することで、1年3か月間で 約3.3トンのCo2削減につながったということです。
(福岡酸素 事業開発部 山代 賢太郎 課長) 「甘みを中心に、慣行農法よりいいデータが取れている。今までごみで捨てていたものを土に返すことによって、栄養のある野菜が生まれてきている」 市は今後、液体肥料を使って栽培した「野菜のブランド化」も目指すということです。