株の売り時・買い時は株価チャートに線を引くと見えてくる【ゴルフ資金作り】
昨今の物価高もあり、老後のゴルフ資金を今から貯めたいと考えている編集者K。投資中級者を目指す中で株価チャートの見方を勉強した彼に、信頼を置く美人トレーダーの若林史江さんはさらなる知識を与える。 ゴルフ資金が増えたら服も新調したい! 石川遼が2日連続で着るほど気に入ったゴルフウェアとは? ――株価チャートの見方が分かってきて、老後のゴルフ資金が捻出できそうです。 (笑)。長期投資の株価は、必ず上げ下げを繰り返すわけです。その流れの中で、上昇トレンド最大の条件は上値更新であること。株価は上昇するために、下げなければ力がたまらないんです。下げながら、上げていく。前回の上値を更新することを繰り返して、初めて強いトレンドになります。 ――なるほど~。それを見極めるって、相当難しくないですか? 見極めるために重要となるのが、トレンドラインを引くこと。上昇トレンドの場合は安値と安値を結び、下降トレンドの場合は高値と高値を結びます。 ――この線のどこを見るんですか? 例えば、上昇トレンドの場合、結んだラインを下に抜けるか抜けないかを見ます。下に抜けちゃうとここで持っている人たちも「大変だ! 株価が下がってきた」と売ってしまう。そうすると一気にトレンドが下を向いて、下降トレンドに入る。前回安値を割らないかが重要なポイントです。下降トレンドの場合、結んだラインの上を抜けないかを見ます。ここを突き抜けると一気に買う人が増えて上昇トレンドに入る可能性があります。 ――結んだラインを基準に、株価の上がり下がりを確認するのか。 それだけじゃなく「一定の値幅で上昇、下落を繰り返す」銘柄があります。前回高値を抜けられずに下がってきたが、前回安値も割らずに戻れたとすると「ボックス相場」になる。「ダブルボトム」と呼ばれる「W」のような形。もし、上に行けたら、ここも買いシグナルになります。 ――ボックス相場ですか。上向きでも下向きでもない……。 ボックス相場は、力をためている状態。下でもない上でもない横ばいのトレンドがあって、これを見つけたらチェック銘柄に入れておく。そこから抜けたときに買うんです。たまった力が一気に上に向くからここが買い場なんです。逆に下に抜けたときには、一気に売りが出ます。 ――なるほど。トレンドラインを引いて株価トレンドを見るんですね。 そう。上昇トレンドなら安値の動きを、下降トレンドなら高値の動きをチェックして全体のトレンドをつかむことが大事です。横ばいのものだったらトレンドが変わるのを待ちます。仮に下に抜けたら下降トレンドに変わる可能性がありますから。 ――だんだん分かってきました。これならゴルフ代捻出の希望も持てますね。 これはまだテクニカル分析全体の3割程度です(笑)。投資が面白くなるのは、これからですよ! 【覚えておきたい用語】 ■トレンドライン トレンドを把握するためにチャートに引く線のこと。一般的にトレンドラインは上昇トレンドの下値支持線(サポートライン)と、下降トレンドの上値抵抗線(レジスタンスライン)を指す。 ■ダブルボトム 底が二つあるチャートの形。 株価が下落した後に一度上昇し、再び前回下落した株価近くまで下降して、再度上昇したときの形。その後上昇トレンドに入る可能性が高いといわれている。 解説/若林史江 20歳で株式投資を始めた元祖・美人トレーダー。近著に『証券口座の開き方から教えます! 投資の学校 1年生1学期』(宝島社)。TOKYO MX『5時に夢中!』出演中。ゴルフ歴23年、ベストスコア76。 (構成/日本ゴルフジャーナリスト協会会長・小川 朗) ◇ ◇ ◇ 強くて可愛い姿にメロメロ♥→関連記事【韓国女子ツアーは美人だらけ!「実力と美貌を兼ね備えた選りすぐりの10人を写真で紹介」】をチェック!