中日、小林正人・新コーチ「1軍で活躍するためには、いろんな道がある」 現役時代はサイドスローに転向して”左殺し”
来季から中日のコーチングスタッフに入閣する小林正人コーチ(44)が30日、名古屋市内の球団事務所を訪れ、球団と契約を交わした。育成部門に携わる。契約後、小林コーチは会見に臨み、意気込みを語った。 引退後は球団広報としてチームに携わってきた小林コーチは「球団から話をいただいたときに、ありがたい話だと思い、すぐやらせていただきます、と伝えた。ずっと自分の中でコーチやりたい気持ちはあった。すごく身が引き締まる思い」と話した。現役時代はサイドスローに転向して”左殺し”の異名を取ったリリーバーは「ドラゴンズの中で1軍で活躍するためには、いろんな道があるというのも考えてほしい」と続けた。 小林コーチは群馬県吾妻郡嬬恋村出身。群馬・桐生第一高、東海大をへて2003年にドラフト6位で中日入り。貴重な左のサイドスローとしてワンポイントリリーフの場面などで重宝され、2010年、2011年の球団初の連覇にも貢献した。引退後は球団職員となり、広報として活躍した。 プロ12年間で通算293試合に登板。11勝4敗、1セーブ、62ホールド、防御率2・90の数字を残した。
中日スポーツ